『正しいロックバンドの作り方』が
日本テレビ系「シンドラ」枠での放送となりました。
夢を追い続ける4人の若者がバンドを組み、
フェス出場に向けて奮闘し成長していく姿を
描いた青春バンドストーリーとなっています!
藤井流星さん、神山智洋さん、栗原類さん、吉田健吾さんといったメンバーが
バンドを組む設定というのは夢のようですね!
また第1話ではシソンヌ・じろうさんが良い演技をしています。
今回は『正しいロックバンドの作り方』第1話ネタバレあらすじと感想!
スネークはメンバーに入れるべきなのか?についてお話していきます。
『正しいロックバンドの作り方』第1話のネタバレあらすじ
今夜
正しいロックバンドの
作り方放送‼️番宣‼️#正しいロックバンドの作り方#ジャニーズWEST #神山智洋 #バゲット #藤井流星 pic.twitter.com/MW50WgNA5u
— チョコブラウニー (@comfort_sho) April 20, 2020
結成半年の4人組ロックバンド「悲しみの向こう側」
ギター兼ボーカルのシズマ(藤井流星 赤川静馬役)、
ドラムのテツ(神山智洋 赤川哲馬役)、
ベースのオギノ(栗原類 荻野禄郎役)、
パーカッションのコバ(吉田健悟 小鳩のぼる役)。
4人の目標は、大勢の観客の前で演奏すること、
すなわち日本最大のロックフェス、
「DENGEKI ROCK FES.」のステージに立つことだった。
しかし、ライブのチケットは半分もはけておらず、
明らかに伸び悩んでいた。
重たい空気を察知したコバが
場を和ませるために口を開く。
「いや~、今日のライブも成功だったな」
「どこがだよ!チケット半分しか売れてねえのに!」
「対バン相手のせいだよ、後のやつらが人気ねえから」
ステージからは曲間に客の歓声が聞こえる。
「すげえ人気…」
(コバはテキトーで能天気だし…)
「そんなヘコむなって、俺らにも熱狂的なファンいたじゃん、
ほらあの、隅の方の」
「あ!あの!革ジャンの!おばあさん?」
「そう、すげえノリノリでさ!」
「あれ、うちのばあちゃん」
あきれたようにオギノが口をはさむ。
(オギノくんはマイペースで協調性ゼロだし…)
焦れたシズマはむしゃくしゃしたように壁を叩く。
「こんなんでいつになったら
DENGEKI ROCK FES. 出れんだよ!」
「メジャーデビューもしてないのに
出られるわけないじゃん」
テツはスマホをいじりながら冷や水をかける。
(テツはやる気がなくて、そのうえ毒舌…)
「ねえ、オギノこのメイクやめたい」
「急にぶっこむねえ」
「ダメダメダメ!
これは俺たちのスタイルなんだから!」
「ぼくは革ジャン反対。これ、ビニールだし」
「お前まで何言ってんだよ!」
「じゃあ俺、トランクスやめる!」
「勝手にやめろ!何の話だよ…」
オギノもテツもコバも、
てんでまとまりがなく勝手なことばかり言う。
正しいロックバンドの作り方 1話 pic.twitter.com/eW56rajITx
— たっと☼ cap垢 (@west_____cap) April 21, 2020
「悲しみの向こう側」の心は、ばらばらだった。
一体感を出そうとしたシズマは、
いつもライブ前に観客にする
コール&レスポンスをはじめようとする。
「お前ら!向こう側へ行く準備はいいかあ!!」
「それライブ前にやったじゃ~ん…」
「いいから早く!!」
シズマはコバを立たせ、
ふてくされているテツを呼び寄せ、
オギノは何か言われるのが面倒なため先に立った。
「お前ら!向こう側へ行く準備はいいか!」
「「「「うう~~~~~~~
消えちまえ悲しみ~~~!!!」」」」
やる気なくバラバラな掛け声、しらけた雰囲気。
がっくりしたシズマは、次の手を打つことにした。
新メンバー募集
正しいロックバンドの作り方 1話 pic.twitter.com/cFMbl4oegw
— たっと☼ cap垢 (@west_____cap) April 22, 2020
喫茶店に集まった4人。
落ち着きなくキョロキョロするシズマ。
「あ~~もう緊張するな~~」
「まさかマジで新メンバー募集するとはな~」
シズマの打開策は、
新メンバーを募集することだった。
なんとなく同調するコバと、
どこかあきれているテツ。
「必要なんだよバンドが一つになって
最高の演奏をするためには!」
「新メンバーいれたら一つになんの?」
「雑誌で読んだんですぅ~
ローリング・ストーンズも
新メンバー入れたら売れたって」
「マジィ?」
嬉しそうにするコバをしり目に、
あいかわらずテツはスマホから目を離さない。
オギノはもくもくとご飯を口に運ぶ。
「で、今からくる人、名前は?」
「…スネーク」
「「「スネーク?」」」
「ほら」
シズマはスマホを操作し、
「悲しみの向こう側」のSNSアカウントに
投稿したコメントに来た、
リプライ画面を見せた。
そこには「スネーク」という人物からの
「新メンバーに参加希望」というコメントが書かれていた。
「スネークと言ったら…、
ひと噛みで相手を倒す毒牙の持ち主…。
まさにロックミュージシャン!」
名前とコメントからただならぬ雰囲気を感じとった
オギノのテンションがにわかに上がる。
コバもノリノリだ。
「いいねえ、スネーク!」
「だろお!楽しみ~!」
「…期待しすぎない方がいいと思うけど」
テツは相変わらず冷めている。
すると喫茶店に、
長髪で革ジャンを着たギターを担いだ男(宮島三郎)が入ってきた。
「お、あれじゃね?」
「まさに、スネーク…」
「イメージ通りだ…」
シズマはおもむろに立ち上がり、
男に近寄っていった。
「あ、どうもどうも、俺、
「悲しみの向こう側」の、シズマです」
ナメられないように
精いっぱい余裕ぶった態度で
手を差し出すシズマ。
男はぶぜんとした表情を崩さない。
「は?」
「はい?」
「え?」
「スネークさん?」
「スネーク?」
かみ合わない会話に戸惑っていると、
メガネにボーダー、リュックから
ポスターがはみ出ているさえない男が立ち上がり、
近づいてきた。
「おお!君が、シズマくんか!
初めまして、スネーク(シソンヌ・じろう)です」
「え、え、ええーーーー!」
「あの人が…」
「スネーク…」
新メンバー候補の意外過ぎるさえない風貌に、
シズマは思わずのけぞった。
メンバー面接
いよいよ今日から「正しいロックバンドの作り方」が放送スタート。
その記念すべき第1話のゲストのシソンヌのじろうさん @sissonne_jiro
です。最初から飛ばしすぎて僕らもスタッフさん達も笑いに耐えるのに必死でした。
24:59からスタートです。#正しいロックバンドの作り方 #シンドラ pic.twitter.com/CLrhWhJfAe— 栗原 類/Louis Kurihara (@Louis_Kurihara) April 20, 2020
「はは、そうかそうか、テツくんは、
シズマくんの弟で、コバくんとオギノくんは、
高校の同級生か。
うん、なあ。持つべきものは
同級生と兄弟だよなあ」
「え、ええ、はい…」
悪い人ではなさそうだが、
親戚の伯父さんと話しているような
雰囲気を出す「スネーク」。
「あの、僕は期間限定のメンバーなんで」
「期間限定?」
「テツは、大学生なんです。
就職が決まるまでの
一年だけっていう約束で」
「ああそうなんだ~。
将来、どんな職に就きたいの?」
「別に、安定した企業には入れれば」
「おお、さすが今どきの若者だ!
ヒューヒュー、ヒューヒューだよ!
牧瀬里穂だよ!古いな~ちょっとな」
古いCMネタに、
きょとんとするシズマたち4人。
「あの~、スネーク殿はメイクNGですか?」
「今その話いいから!」
「あ~メイクは、全然オッケーよ、
ただ~、短パンは…」
顔の前に、人差し指でバッテンを作るスネーク。
「ダメなんスカ?」
「恥ずかしい話なんだけど、すね毛がさ…」
「すね毛?」
「うん、クネクネしてんの」
「すね毛が、クネクネ…」
「うん、それでスネーク」
(そっちかよ)と
舌打ちのような相槌を打つテツ。
すかさず「え?」と
真顔で聞き返すスネーク。
「いや、素敵なニックネームですね…」
「ああ、どうもありがとう、
うん、ヒューヒューだよ」
「あの、一つ聞いてもいいですか」
「ああ、一つ二つ三つ四つ、百個、
いくつでも聞いて、うん」
「今まで、バンド経験、とかって…」
「もちろん。楽器はいろいろやってきたから、
もう、何でも言って」
「えー、マジすか!?おお~」
「まぁ~、メインは、ウリウリかな。
でも、イリイリとか、プイリもいけるよ」
聞きなれない言葉の連続に、
思考が追い付かない4人。
「え?なんて?」
「あと、フラもまかせて」
「フラ?」
「そう、フラダンス」
「…もしかして、前にやってたバンドって…」
「ハワイアンバンド。
言ってなかったっけ?」
絶句する4人。
首に色とりどりのレイをかけた
スネークとその他のメンバーを想像する。
スネークが在籍していたのは、
おじさん4人のハワイアンバンドだった。
スネークを加入させないための作戦会議
「まさかあんなおじさんとは…
どうしよう~あの人メンバーになる気満々だよ~」
「断ればいいんじゃね?」
「無理だよ~!
せっかく応募してくれたのに…」
情に厚いシズマは、
優柔不断な一面がある。
「じゃあすね毛クネクネおじさんを我々のバンドに?」
「うう~ん…」
「断るなら早い方がいいと思うよ」
難色を示すオギノとテツ。
シズマも断った方が
いいことはわかっているのだが…。
「あ!わかった!本人から辞退してもらおう!
…バンドに入りたくないと思わせる。
つまり、わざと嫌われるんだよ」
「そうすれば、スネークを傷つけることなく、
今回の話もなしにできる!」
「イエス!」
「けど、わざと嫌われるって?」
「ふっふっふっふ…」
不敵な笑みを浮かべるシズマ。
シズマの「女がらみのトラブル」作戦
トイレから戻ってきたスネークは、
シズマの怒号を目の当たりにする。
「ふざけんじゃねえぞ!」
「そんな男モテねえぞ?」
コバにつかみかかるシズマをスネークが止める。
「ちょちょちょちょ!
ちょっと待って!
いったいどうしたの~」
「コバさんが、兄貴のカノジョに
ちょっかい出してたんです」
「そうなの?」
「彼、こう見えて女性にだらしなくて…」
「見境なしなんですよ」
テツとオギノの援護射撃が飛ぶ。
「なんか、キャラ変わってない?」
「なんなんだよ、てめえ…スネークさん!
うちのバンドはいるの、
考え直した方がいいっすよ!」
「え?」
「恥ずかしい話ですけど、
僕たち、みんなコバさんに寝取られてて…」
「みんな!?」
「ぼくも、彼女を…。
オギノさんなんか…」
「ばあちゃ~~ん…」と泣き出すオギノ。
「おばあちゃん!?」
「スネークさんも、
同じ目に遭いたくなかったら!」
「ああ僕は、大丈夫。
妻も、彼女もいないし、
母も祖母も他界して、
家族は男ばっかりだから、うん。
いやしかし、君たちの絆はすごいね。
それでも解散しないなんて。
もう感動したよ!はっは」
「ははは…」
「あ、感動したら、またトイレ行きたくなっちゃった。
ごめんねもう年取ると頻尿でさ…」
スネークが席を外した途端、
テツのぼやきが復活した。
「どこがいい方法だよ」
「いや…コバがうまく演じねえから!」
「俺のせいかよ!?」
誰のせいだとしても作戦は失敗だ。
「で、この後どうすんの?」
「どうしよう~~~~~!」
「…しょうがねえ、俺の作戦授けてやるか」
コバの「タピオカの成る木」作戦
「タピオカの成る木?」
「はい、値段は一鉢、五万円」
「五万円!?」
テツとコバは、ねずみ講勧誘を装って
スネークに警戒心を抱かせる作戦に出た。
「メンバーになると、必ず買わされるんです!
俺は三つ…」
「僕は五つ買いました。タピオカが成ったら、
それを買って、ウン十万儲かるって言われて…」
「それって、ねずみ講だよね」
「完全に詐欺です」
「ていうか、タピオカって、木になるの…?」
「スネークさんも、メンバーになったらきっと勧誘されますよ。
オギノさん、そういうやつなんです…」
スネークが見ているのを承知で、
シズマから金を巻き上げてみせるオギノ。
「悪い顔してる…」
「今なら引き返せます。
勧誘される前にメンバーを辞退したほうが!」
「これ以上被害者を増やしたくないんです!」
「わかった…」
いける、と思ったテツとコバ。
「タピオカの成る木、七つ買うよ」
「「え!?」」
「オギノくんも、お金に困ってるんだろう。
こうして知り合ったのも何かの縁だし、力になるよ」
「いやあ、でもお…」
「今、手持ちがないから、ちょっとATMでおろしてくる。
三つ、五つ、七つ、その法則だろ?」
「え?あ…」
意味が分からないほど飲み込みの良いスネークは、
足早に喫茶店を出ていった。
「帰ってった!?」
「成功!?」
駆け寄るシズマとオギノ。
「…タピオカの成る木、七つ買うって…」
「え?」
「これも失敗か…」
肩を落とすコバ。
「まあ、うまくいくはずないと思ってたけど」
「なんだよそれ!?」
「あんな作戦でだませるわけないじゃないですか」
「だったらお前考えてみろよ!」
「そうだよ、いつもつっこんでばっかで
何も提案しねえじゃん!
お前がアイディア出してみろよ!」
「そうよ!」
みんなに責められ、渋い顔をするテツ。
失敗続きでメンバー間の雰囲気はどんどん悪くなる。
テツは仕方なく作戦を出すことにした。
テツの「霊感」作戦
スネークが喫茶店に戻ってきたのを見計らい、
次の作戦が始まった。
「兄貴、兄貴!?」
「お待たせお待たせ~お金おろしてきたよ」
「それどころじゃないんです!兄貴が!」
「え!?」
「シズマしっかりしろ―!」
「ちょっと、シズマくんどうしたの!?」
「兄貴、実は霊感があるんです。
今も見えてるみたいで」
「へ!?霊が!?」
突然震えるのをやめ、
一点を見つめて動かなくなるシズマ。
異変を察知したように、
オギノが神妙に語りだす。
「完全に悪霊がとり憑きました…」
「とり憑いた?」
「…不幸になるぞ…」
早口の上に声が小さいので聞こえない。
「え?なんて?」
「悪霊は、スネークさんがこのバンドに入ったら、
不幸になる、って、言ってます…」
「…そう」
「え?なんて?」
「…「そう」って言ってます」
「え?スネークさん、不安になっちゃいました?
だったら、無理しないで辞退したほうが」
「いや!僕にまかせて!」
決心した顔のスネーク。
「へ…?」
「僕の祖父が、霊媒師なんだ。
頼んだら、格安で除霊してくれるかもしれない」
「除霊!?」
「メンバーの一員なんだからさ、
やれることはなんでもやらせてよ!
ちょっと祖父に電話してくるから!うん!
あ、これ、七つ分!
ちょっと電話してくるから!」
またも店外に駆け出していくスネーク。
「失敗じゃねえか!」
「兄貴こそ、もっとうまくやってよ!
なに照れて小声になってんの…」
「どうしよぉ…」
「…けど、スネークさんて、良い人だね。
女好きのコバさんでも受け入れたし、
タピオカの成る木買おうとするし。
兄貴のこと心配して除霊までさ…。
前のバンドやめた理由はわかんないけど、
あの人、本気でバンドやりたいんだね」
テツをはじめ、スネークの人の好さに
だんだんと感化され始めた4人。
そうともしらず、スネークは店外で
祖父に電話をかけて頼み込んでいた。
「頼むよじいちゃん、
大事な仲間助けるためだから!」
話が一段落し、電話を切ると、
その待ち受け画面は
ハワイアンバンドのメンバーたちの写真だった。
スネークを新メンバーに迎えることに
「スネークと一緒に、やってみっか?」
コバが切り出した。
「えっ」
想定していなかった展開に驚くシズマ。
「応募してきたのって、あの人だけなんだろ?
なんか縁があんだよ、きっと!」
「いや、でも…」
「オギノも賛成。
すね毛クネクネおじさんが入ったら、
面白そうだし」
「みんながいいんなら、
僕も別に構わないけど」
みんなの心がまとまりだし、
シズマもだんだんとその気になってきた。
「よし!じゃあスネークさんを
新メンバーとして迎えるかぁ!」
「じゃあうちの円陣教えないとな」
「あのバラバラの?」
「合わせといたほうがいいんじゃない…?」
「…うん、そうだな」
しかし、円陣を試してみても
いまいちタイミングが合わない。
「また遅れてる…」
「俺!?」
こういうとき、いつもコバが責められるのだ。
「兄貴がなんか合図すれば?」
「合図って?」
「あ、手を挙げる前に息吸うとか?」
「…オーケー」
店内のため小声で円陣を練習する4人。
「お前ら!向こう側へ行く準備はいいか!」
「「「「う~~~~~~~
消えちまえ悲しみ~~~~」」」」
「おお!」
「やればできんじゃん俺たち!」
円陣がぴったり合ったところに、
複雑な表情のスネークが戻ってきた。
スネークに気づいたシズマが慌てて取り繕う。
「あ、これ、ライブ前にやってる円陣なんですよ。
スネークさんにも覚えてもらおうと思って」
「…そう」
「スネークさん?」
スネークが複雑な表情をしているには訳があった。
「申し訳ないんだけど、新メンバーの話、
なかったことにしてもらえないかな」
「え?なんでですか?」
「ハワイアンバンドにいた、って言ったじゃない。
そのバンド、まとまりがなくて、バラバラでさ。
まあ、それが嫌で抜けたんだけど…。
間違ってたかな。
たった今、君たちを見て、気づいたよ。」
「俺たちを、見て?」
「君たち、お互いの意見を聞いて、
一つになろうと努力してたじゃない。
実は、さっきから何度もメンバーから
電話がかかってきてて…」
「え、じゃあ、トイレ行ってたのって…」
「うん…」
「頻尿じゃなかったのか」
「もう一度話し合おうって言われたんだけど、
僕は、話し合う意味ないって、拒絶して…。
仲間だったら、ちゃんとメンバーと
向き合わなきゃダメなんだよね。
君たちのおかげで、大事なことに気づけたよ。ありがとう。
勝手なこと言って申し訳ないんだけど、
新メンバーは、辞退させてくださいっ」
頭を下げるスネークにシズマが駆け寄る。
「頭上げてください!
俺たちに、スネークさん責める資格、
ありませんから…」
「え?」
「こっちこそ、すいませんでした!」
「バンドのメンバーと、
ちゃんと向き合えるといいですね」
「オギノも、すね毛クネクネおじさんを、応援」
「ありがとう、迷惑かけちゃったのに、
そんな風に言ってもらえるなんて…」
「いや、気にしないでください!
新メンバーだったら、また募集しますから!」
「その必要、ないんじゃないかな。
僕がこんなこと言える筋合いじゃないけど、
もう4人で、こんなにまとまってるわけだし」
「俺たちが、まとまってる?」
「ほらあの、円陣、円陣!
あれ、すごかったよ。
あれが、何よりの証拠じゃない?」
お互いに顔を見合わせるメンバー。
スネークには、バンドとして
大切なことを教えてもらった。
先輩の話には耳を傾けてみるものだ。
スネークとの別れ
「じゃあ、次は対バン相手として会おう!」
「はい!俺たちも負けないようにがんばります!」
「じゃあ、マハロ~」
「マハロ~」
一度帰りかけたスネークが
思い出したように戻ってきた。
「あ、あの、SNSの紹介文のところにさ、
「いつか、DENGEKI ROCK FES. 出るぞ!」ってあったけど」
「ああ、俺たち、大勢の前で演奏するのが目標で」
「DENGEKIは日本最大っすから」
「だから!メジャーデビューしてなきゃ無理だって」
4人のいつものやり取りを見て、
スネークは何事もないように教えだした。
「ああ、やっぱり、知らないんだ」
「え?」
「DENGEKI ROCK FES.、
今年から、公募枠できたんだよ」
「「「「ええ~~~~~~!!」」」」
「まじすか…?」
「うん、ほんと」
DENGEKI ROCK FES.への道
正しいロックバンドの作り方で出てきた喫茶店行ったことあるなと思ったら、大宮の伯爵邸だった!
あそこいいよね pic.twitter.com/NZs1EIMyxl— VAVA-VOOOM (@vavavoom620) April 22, 2020
「一般公募オーディション開催、誰でも参加可能。
審査を勝ち上がり、DENGEKI ROCKのステージに立とう…」
「おお~~~!まじかあ!」
「ねえ、やっぱりあのメイクで演奏するの…?」
「またその話?」
「今はそれいいじゃん!」
盛り上がりに水を差されたコバとテツがオギノをいさめる。
しかし、今回のシズマは違った。
「あ、オギノくん…なんでそんなメイク嫌なの?
いや、あ、俺さ、…ちゃんと聞いてなかったから」
いつもと違うシズマの反応に、
オギノも落ち着いて語りだした。
「もともとは、インタビューを強めるために始めたものじゃない?
だけど…、今となっては、演奏のジャマになってる気がして…。
あのメイクのせいで、純粋に曲を聞いてもらえてないんじゃないかな、って…」
「たしかに…」
「だったら、メイク、やめてみる?」
「え、いいの?」
「だって、スネークさん言ってたろ?
仲間だったら、メンバーと向き合わなきゃ、って。な?」
「じゃあじゃあじゃあじゃあ、せめて、衣装、もっと派手にしない?」
「電飾つけるとか?」
「いや、そっちの方が演奏のジャマ!」
「じゃあ、上半身裸は?」
「ええ~~~…」
「観客に見せつけてやる、俺のムネーク…」
「え、生えてんの!?え、マジで!?」
服をまくり上げるコバ。
コバの胸毛に大はしゃぎするシズマとオギノ。
我関せずとあきれるテツ。
こうして、「悲しみの向こう側」の4人は
DENGEKI ROCK FES.に向かって走り出した。
しかし、その道のりが予想以上に険しいことを、
4人はこれから思い知らされることになる。
『正しいロックバンドの作り方』第1話の感想
思った以上にとても見応えのあるドラマでした~!
シソンヌのじろうさんが
とてもいい味を出していました!
どこまでが脚本でどこまでが
アドリブなのかわからないところも多かったですね(笑)
コバ役の吉田健悟くんもよかったです!
ジャニーズのイケメンやモデルたちに囲まれても
遜色ない存在感を醸し出していました。
キャラクター的にお笑い担当になってしまいがちですが、
人情味や気遣いが見えるのは吉田君自身の知性の表れでしょうね~。
セカイイチの岩崎慧さんや、
SAKEROCKの映像を制作していた山岸聖太さんが
参加しているからか、バンドメンバー同士の会話や距離感にも
リアリティがあって楽しめました!
来週も楽しみです♪
『正しいロックバンドの作り方』第1話のロケ地
☆珈琲館伯爵邸
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町1-46
今回の中心的な舞台となった
老舗レトロな喫茶店です。
革張りの椅子に所せましと置かれた
観葉植物、雰囲気がありますね~!
オギノくんたちが食べていたご飯も
実際に提供されているようですよ!
調べてみると、オムライスやナポリタンなどの
おいしそう洋食の定番が並んでいます。
24時間営業で、美味しい洋食が食べられる喫茶店。
こういう店が近所に一軒あったら
とってもうれしいですよね。
☆F.A.D YOKOHAMA
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町168-1 レイトンハウス1F
TEL 045-663-3842 / FAX 045-663-0969
冒頭でシズマたちが
話し合っていた老舗ライブハウスです。
今は緊急事態宣言のため休業なさっていますが、
延期になった公演では、
MOROHAやTHEピーズ、
清春など力あるアーティストが出演予定でした。
HPから、ライブハウスを支援もできるようです!
落ち着いたらぜひ足を運んでみてください♪
『正しいロックバンドの作り方』の主題歌
正しいロックバンドの作り方
主題歌「証拠」/ ジャニーズWEST#正しいロックバンドの作り方 #ジャニーズWEST #藤井流星 #神山智洋 #吉田健悟 #栗原類 pic.twitter.com/5K3kmOHvui
— モモ🍑🍀 (@peach701625) April 20, 2020
ジャニーズWEST「証拠」
「人生」をテーマに泥臭く熱唱する応援歌!
まだ若く、将来に期待と不安が入り混じる人たちに
勇気を出してほしいというメッセージが込められています。
ドラマとタイアップされ、
ボーカルはシズマ役の藤井流星くんが
メインになります!
発売日はまだ発表されていませんが、
ドラマとも関係する多くの特典が付きそうですね!
ドラマファン・ジャニーズWESTファンともに
必聴、楽しみですね~!
『正しいロックバンドの作り方』第2話予告「正しい宣材写真の撮り方」
【第1話ご視聴ありがとうございました】
これからの皆様も、よろしくです🙇♂️⚡️第2話予告が解禁⚡️
宣材写真を撮るために天才カメラマンの元へ向かう4人📸
これがまた個性的なのです😳是非チェックしてください‼️#正しいロックバンドの作り方 #2話は4月27日放送📺#ヒューヒューだよ😗#拡散希望 pic.twitter.com/UyFcmEMHqQ
— 【公式】正しいロックバンドの作り方 (@tadashiirockntv) April 20, 2020
DENGEKI ROCK FES.の公募枠に
エントリーするための宣材写真を撮ることにした4人。
シズマが目をつけたのは
若き天才カメラマンYURIKOX(ユリコック・川面千晶)。
「無名バンドの魅力を引き出す天才」と噂されているが、
10組に1組しか撮影しないという不穏な口コミも…。
「消去!ぜんっぜん、ダメ!あなたたちの撮影はできません」
そう言い切るYURIKOXの理由は?
果たして、シズマ達は宣材写真を撮ってもらえるのか?
『正しいロックバンドの作り方』を動画配信は?
ドラマ『正しいロックバンドの作り方』の動画配信は、
日本テレビの制作という事もあり、Huluでされます。