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『いいね光源氏くん!』第5話ネタバレあらすじや感想!光と頭中将は食品サンプル?

第4話では光源氏と同じく平安貴族の

頭中将が平成の世にやってきた『いいね光源氏くん!

 

光源氏と同じくらい女性が好きな頭中将の振る舞いに

ドキドキしたのは沙織だけではなかったはずですよね。

 

そんな沙織が辛い恋に落ちてしまいそうです。

 

今回は『いいね光源氏くん!』第5話ネタバレあらすじや感想!

光と頭中将は食品サンプル?についてお話していきます。

 

 

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※ 記事の公開日(更新日)での情報です

 

 

『いいね光源氏くん!』第1話から最終話までのネタバレあらすじを見てない人でもわかるように完全解説!

 

 

 

『いいね光源氏くん!』第5話ネタバレあらすじ

 

https://twitter.com/nhk_purpleamore/status/1256588260035313666?s=19

 

中将の居候先として紹介された、

詩織の友人カインの豪邸。

 

「どーも、カインです!

どうぞ、全然土足でいいんで!

アメリカンスタイルです。」

 

光・中将・沙織・詩織の四人は、

カインに続いて部屋の中へ。

 

大理石の床、高そうな絨毯、

カーブを描く階段、高級シャンデリア…

沙織は呆然と室内を見渡します。

 

「うわ、話には聞いてたけど、

マジで平安貴族さんぽいっすね。

帽子もイカついっすね!」

 

中将に笑顔で近寄り、

帽子に興味津々のカイン。

 

「でも、ほんとよかったっす。

丁度同居人探してて。」

 

「彼女が出て行っちゃって、

一人でいたくないんだって。」

 

と、ちゃかす詩織。

 

広い家に一人で住むというのは、

寂しいものらしい。

 

ヒョウ柄のソファにヒョウ柄の服で

腰掛ける中将は、すでにカイン宅に馴染みきっていた。

 

https://twitter.com/mI9XXdrsBloASt8/status/1256611526196117504?s=19

 

「でも本当にいいのかな…」

 

「こっちがお願いしたいんすよ、

一人でいるとHERMESくん寂しがっちゃって。」

 

HERMESくん(読みはヘルメスくん)とは、

ハリネズミの名前らしい。

 

お人好しのカインは、

前の前の彼女が置いていったハリネズミを、

「家族」として今でも飼育しているそうだ。

 

「名前、教えて貰っていいっすか?」

 

中将に訊ねるカイン。

 

当然中将は中将と答えるが、

変な名前、呼びにくいと詩織に笑われてしまう。

 

「てか、中ちゃんでよくない?」

 

「いいね!」

 

 

詩織とカイン、挙句の果てには

光にまでいいねをもらい、

中将の呼び名は「中ちゃん」に決定したのだった。

 

中将をカインの家に預け、

帰り道。豪邸だったと感動する沙織。

 

「カインくんって、なんの仕事してるの?」

 

「普通のホストだよ。」

 

「ホスト?!」

 

その頃、カインの働くホストクラブに連れていかれた中将。

 

壁に飾られているホストたちの写真を、

興味深げに眺めています。

 

「この者達が、ほすと…?」

 

「はい。あ、色々教えるんで大丈夫っすよ。

おはよーございまーす!」

 

店内に入っていくカインと中将。

 

中将は、カインの紹介で

今日から体験入店する手筈になっていたようだ。

 

そこに、一人の大物らしきホストが出勤してくる。

 

全員が頭を下げる様子に、中将はカインに訊ねる。

 

「誰だ?」

 

「ここのナンバーワンの、ヒカルさんっす。」

 

「ヒカル?!」

 

もちろん光とは別人だが、

ライバルである光と同名のホストに反応する中将…。

 

 

朝礼にて。スーツに着替えたものの、

烏帽子を被ったままの中将に、ヒカルは近づいていく。

 

「その変な帽子、被ってなきゃだめなの?」

 

烏帽子に手を伸ばすヒカル。

 

中将はその手を雅に払い除ける。

 

「人前で烏帽子をとるなど、無礼になろう。」

 

「すいません!中ちゃん、平安貴族なんで…」

 

フォローに入るカイン。

 

ヒカルはそんな中将を、面白そうに見つめる。

 

「なるほど。そういう設定でいくのか、

面白いな。だったら…源氏名『マロ』でどうだ?」

 

「まろ…?」

 

「まろはさぁ、織田信長とかと友達なのー?!」

 

「それは戦国時代だろ。」

 

「あ〜間違えちゃった〜♪」

 

「あたしこう見えて国文出身でさぁ、

ウケ狙いの平安設定とか許せないの。」

 

「ユカリはインテリだもんな。」

 

「ふふっ。」女性に寄り添いながら

接客をするホストたちを、

訝しげな目で見つめる中将。

 

そこにカインが声をかけてくる。

 

「あれ?なんか、浮かぬ顔っすね。」

 

「お前たちは皆…女人に軽々しく色恋を語るのだな。

どうにも…心から相手を好いてるようには見えん。

自らの心を偽り、相手を欺くことにはならんのか?」

 

カインを問い詰める中将。

 

しかしカインは、そんな中将に優しく語り掛けます。

 

https://twitter.com/fuju_kana/status/1256597023421116416?s=19

 

「嘘とかじゃないっすよ。

女の子たちはみんな、

トキメキがほしくてここに来てるんです。

外の世界の嫌なこと全部忘れて。

だから俺らにとって、

お客さんはみんな…愛しい姫、なんすよね。」

 

「愛しい、姫……なるほど!!」

 

その言葉を反芻し、何かを感じたような中将。

 

「よし。姫とあらば、私も負けてはおれん!!」

 

どうやら、プレイボーイ平安貴族としての

スイッチが入ったようです。

 

いきいきと仕事に励む中将を、

カインは微笑んで見守っています。

 

https://twitter.com/kamio_fuju_/status/1256593199914573824?s=19

 

その頃、沙織宅にて。

 

沙織と光は、囲碁勝負をしつつ

中将について話をしていました。

 

「息災であろう。しかし、広くて立派な屋敷であった!」

 

「悪かったですねぇ、狭くて質素で。」

 

「沙織殿はどうしてそう、

話をひっくり返して受け取るのだ?」

 

「だって、結局羨ましいんでしょ?広い家が。」

 

「まあそれは。」

 

「じゃあ、光くんがあっち行けばいいじゃん。」

 

拗ねてしまった沙織の言葉に、微笑む光。

 

「いやいや。蹴鞠は公園とやらですればよい。

ここはここで、気が休まる。」

 

そう言って、お揃いのマグカップでお茶を飲む光と沙織。

 

沙織は心做しか、嬉しそうです。

 

仕事終わりの中将とカインは、

一緒にラーメン屋で夕食をとることに。

 

カインのおすすめ、煮干し系のラーメンである。

 

そこに、路地裏から女性の叫び声が。

 

「きゃああ!ドロボーーー!!!」

 

ひったくりの男が、向こうから全速力で走ってきます!

 

咄嗟に飛び出し、男と揉み合いになるカイン。

 

男の手から、女性のカバンが空高く飛んでいきます。

 

「鞠ーーーー…!」

 

そのカバンが蹴鞠とだぶった中将は、

思わずそれを蹴りあげ…

見事、女性がキャッチ。

 

泥棒は走って逃げていきました。

 

中将の蹴りのコントロールの素晴らしさに、

はしゃぐカイン。

 

中将は、しずしずと女性に近寄っていきます。

 

「大事ないか?そなた、名は?」

 

「ありがとうございます、マイカです…」

 

「マイカ殿。美しい名だ…。」

 

「あの、ホストの方ですよね?

お店どこですか、私絶対うかがうので!」

 

「中ちゃんすげー、指名ゲットじゃん!」

 

女性はどうやら、今回のお礼に

中将を指名してお店に来てくれるらしい。

 

マイカの来店時。

 

シャンパンを入れ、

すっかり中将の虜になっているマイカ。

 

 

「ねえ、中ちゃんが私のこと好きって言ってくれたら、

もう一本入れちゃおうかな〜…」

 

中将はそっとマイカの手を取り、

至近距離で見つめて言います。

 

「そなたが望むのなら…

比翼の鳥、連理の枝ともなろうぞ。」

 

「よく分かんないけど…

もう一本お願いしま〜す!!」

 

中将にめろめろのマイカ。

 

「中ちゃんすげぇ、ラスソンゲット!」

 

興奮するカイン。

 

「らすそん…?」

 

「その日1番売り上げたホストが、

閉店時に姫の前で歌うの!」

 

マイカは中将にべったりです。

 

マイクを差し出され、困惑する中将。

 

「歌か……。」

 

そして、もちろん。

 

中将にとっての歌は、和歌です。

 

ー 玉しきの ひと夜は夢の きらめきと…

 

「全然意味わかんないけど…

私、マロの永指になるね…♪」

 

それから時は流れて、ひと月後。

 

沙織と光が中将のInstagramを見ると、

そこには「今月の売上No.1」と書かれた

トロフィーを抱えた中将が…。

 

「何これ…中ちゃんいつのまにか、

売れっ子ホストだよ。」

 

「美しい、実に雅だ…。」

 

昼。

 

沙織は同僚の女子と、

結婚式の二次会に

何を着ていくかの相談中です。

 

そんなに気張らなくていいと言う沙織に、

「二次会は最強の出会いの場」だと力説する同僚。

 

「いや、私は…。」

 

「そんなこと言ってたら、

あっという間に30overだよ。」

 

痛いところを突かれた沙織。

 

その夜。

 

自宅に戻ると、

駅で偶然出会ったという

詩織と中将が訪れます。

 

「中将さん、なんか雰囲気変わったねえ。」

 

「これは何だ…?」

 

「これか?これはカイン殿の見立てでな。」

 

中将のピアスに興味津々の光。

 

この日中将は、「こすぷれでい」用の装束、

つまり平安装束を沙織宅に取りに来たらしい。

 

「良い機会だ。いつも支えてくれている皆に、

私の本当の姿を見て欲しくてな。」

 

こすぷれでいに沙織を誘う中将。

 

詩織も反応するが、

「ハマるから駄目」とそれを止める沙織。

 

 

そこに、鈴虫の音が響きます。

 

「ああ、これは私の着信音だ。

姫たちとの文のやり取りは、

雅な方がよいかと思ってな。」

 

「そういうとこ律儀だよね…。」

 

営業メールを姫たちに送る際には、

会いたい思いを歌にして送っているらしい。

 

「和歌営業…。」

 

沙織がすかさずツッコミます。

 

おもしろそうだと興味を示す光を、

スカウトする中将ですが…

 

「ちょっちょっ!光くんは駄目!」

 

勢いよく止めに入る沙織。

 

「中将殿はよくて、私はダメとはどういうことだ?!」

 

「いやっ…別にいいんだよ?

そうしてくれたらお金だって入るし。

でも、でもでも…」

 

しどろもどろの沙織を、

じーっと見つめる詩織。

 

すると光は笑いだします。

 

「沙織殿、ほんの戯言ではないか。

私は中将殿のようにマメではないし、

騒がしいところも苦手だ。」

 

「え、戯言なの…?

ほんとかな、今すごいノってたけど…。

お茶入れてくるね。」

 

笑う光と、不自然な姉の様子を意味深に見守る詩織。

 

詩織は静かに、沙織の隣に立ち声をかけます。

 

「光くんのこと好きなんでしょ?」

 

「そ、そんなわけないし…」

 

「ちゃんと言葉にしないと、光くんには伝わらないよ。」

 

沙織はバツが悪そうに、遠目に光を見つめます。

 

結婚式の二次会当日。

 

沙織の同僚は、目指せ年内結婚!を目標に、

来週婚活パーティーに参加するという。

 

「沙織はどう、最近?」

 

「私は特に…」

 

「だったら一緒に行こ?

来週空いてるよね、

友達連れてくと安くなるの。」

 

「日曜日は以後する約束が…」

 

「え、誰と?男?!」

 

話をはぐらかしている沙織に、

同僚はさらに詰め寄ります。

 

「あんたさあ、最近おかしいよね?!

彼氏できたならそう言えばいいじゃん。

あたしに気使ってんの?」

 

「違うって、光くんはただの同居人だから…」

 

「光くん?!同居人って男と暮らしてんの?!」

 

金切り声で絶叫する同僚。

 

二次会参加者全員が、こちらを振り返ります。

 

「光くんは居候っていうか…」

 

「でも男でしょ?何も無いってわけないよね?」

 

「ないないない。既婚者だし。」

 

「はあ?何それ。」

 

「男女の仲じゃないんだよ。人助けっていうか…」

 

「無いわぁ…。不倫はないわ。」

 

ドン引きする同僚。

 

「藤原、しっかりしなよ!

今はまだ男女の仲じゃないかもしれないけど、

結局リスク背負うの女だしさ!

人としてのモラル捨てないほうがいいよ。」

 

沙織のことを思って、真剣に叱ってくれる同僚。

 

それが正論だからこそ、沙織は深く反省します。

 

(本当だ。平安貴族だから許される、わけはない。)

 

帰り道。

 

ビンゴの景品のサメのぬいぐるみを抱えながら、

急な大雨に降られて走る沙織。

 

すると目の前から、傘をさした光が歩いてきます。

 

沙織が帰ってくる頃合いに雨が降ってきたので、

迎えに来たと言う。

 

「烏帽子どうしたの?外でつけてるのは久しぶりだね。」

 

「このほうが目立つと思うてな。

せっかく来たのに沙織殿とすれ違っては、

元も子もあるまい。」

 

「そっか…。」

 

光の心遣いに、嬉しそうに笑う沙織。

 

しかし脳裏には、

先ほどの同僚からの叱責が過ぎります…。

 

「…ありがとね。」

 

「これしきのこと。」

 

何も知らず、笑顔で答える光。

 

「…傘、高すぎない?」

 

「烏帽子があるのでなぁ。」

 

https://twitter.com/kiora1116/status/1256886443164631041?s=19

 

相合傘で、家に帰る2人。

 

自宅に着くと、そこには中将が。

 

「沙織殿、今日は一段と輝いておるな!」

 

「やめてよ。後輩の結婚式だったの。」

 

そして沙織は、並んで座る光と中将に

「結婚」について尋ねます。

 

「二人とも結婚してるわけじゃない?

どうなの、夫婦って。」

 

「沙織殿は、結婚に興味があるのか?」

 

「まあ、周りがするとね…。」

 

すると、揃って沙織の

結婚における価値を値踏みし出す二人。

 

「お父上は、どのような官職につかれておるのだ?」

 

「ふつーの会社員だけど。」

 

「教養も肝要。歌や楽器の才はどうだ?琴か琵琶など。」

 

「小学校のころ、ちょっとピアノやってたくらいだけど。」

 

「口調も変えねばな。早口だと田舎者だと思われるぞ。」

 

 

(すごい、平安基準のダメ出し全然心に響かない…。

この人たちと付き合っててもダメだ。

そろそろ本当に、真剣に現実に向き合わないと。)

 

現代では的外れのアドバイスに、

顔をしかめて突っ込む沙織。

 

翌日。

 

仕事終わりに、

沙織は同僚に意を決して話しかけます。

 

「ねえねえ、例のヤツあたしも連れてって!」

 

「例のヤツ?ああ!婚活パーティー!!!」

 

絶叫する同僚。

 

それを聞きつけた課長が、

独り言を言いながら近づいてきます。

 

「あ〜、週末どこか行こうかな。

なんかいいパーティーないかなあ…」

 

それを無視して、

二人は話を切り上げるのでした。

 

婚活パーティー当日。

 

着ていくもので悩んでいる沙織に、

声をかける光。

 

「迷うならそれがいい。

花浅葱色の。

沙織殿の白い肌にはいっそう映える。」

 

https://twitter.com/itsmomoharuharu/status/1256597414288306177?s=19

 

衣装合わせをする沙織に、

そういえば、と問いかける光。

 

「ところで、どこへ行くのだ?」

 

「ああ、ちょっとね…久々に会う友達がいるんだ。」

 

「旧友であるか!」

 

「まあ……そう。レストランで食事してくるから、

光くんも適当に済ませておいてもらえるかな。」

 

「相分かった。」

 

笑顔で送り出してくれる光に、

なぜか嘘をついてしまった沙織は心苦しそうです。

 

そしていよいよ、パーティーが始まりました。

 

話しかけてくる男性の顔が、

思わずなすびとじゃがいもに見えてしまう沙織。

 

お茶を濁してその場を去ってしまいます…

 

(ダメだ。日常的にイケメンたちを見過ぎたせいで、

美の基準がおかしくなってる…!

普通の感性を取り戻さないと!)

 

意を決した沙織は、

またも声をかけてくれた男性に振り返るも…

 

その顔が、今度はピーマンに見えてしまいます。

 

しかし、今度は持ち直す沙織。

 

「あ…初めてなんで、戸惑っちゃって。」

 

「わかる。あ、友達に誘われた口ですよね。ちょっと待ってて!」

 

男性は沙織のために、お皿にケーキをとってきてくれます。

 

「お酒よりこっちのほうがいいかも。」

 

「あ、どうも…。」

 

ケーキを頬張る沙織に、笑顔を向けてくれる中年男性。

 

(この人、いい人なんだろうな…。

光くんならここで歌を………

私、最低だな。誰かと比べて。)

 

親切な男性を目の前にしても

光のことが頭をよぎってしまう自分に、

自己嫌悪する沙織。

 

「ごめんなさい、私あなたみたいないい人に

微笑んでもらう資格ないんです。」

 

突然皿を置いて、立ち去る沙織。

 

男性は呆然としています。

 

その後、そのままパーティー会場を後にした沙織。

 

ため息をつきながら、一人で帰路を歩きます。

 

ファミレスの食品サンプルを見つけ、

食い入るようにガラス越しに見つめる沙織。

 

「美味しそうだなあ…でも、食べられないんだよね。」

 

そのまま沙織は、運河を見渡せるベンチに腰かけ、

酒を飲みながら物思いにふけります。

 

「はあ…光くんは、綺麗だけど

食べられない食品サンプルと同じか…。

はは。」

 

自宅に戻った沙織。

 

ぼーっとしたまま自室のベッドに腰掛けます。

 

ソファで寝ていた光が目を覚まし、

明かりをつけようとしますが、それを止めます。

 

「今顔見られたくない。」

 

「いかがしたのだ?どこか具合でも?」

 

「…自分が最低なヤツだってことに気づいて凹んでるだけ。」

 

「…酔っておるのだな。

宴席での粗相のことなら、気に病むことではない。」

 

沙織を案じる光。

 

そのまま沙織は、虚ろな顔で言います。

 

「あたし今日、お見合いパーティー行ってきた。」

 

「…旧友と見合ったのか?」

 

「違うよ、嘘ついたの。」

 

きょとんとする光。

 

「嘘…?」

 

「嘘!たくさんの男の人たちと会ってきた。

でも全然興味持てなかったの、普通の人達に!」

 

そのうちに、泣き出してしまう沙織。

 

「ちゃんと向き合えば、いろいろ見えたはずなのに…

あたし見ようともしなかった。

自分には何もないくせに、人を見かけで判断する、

醜い人間なんだよ!」

 

自虐し続ける沙織に、光は珍しく語気を強めます。

 

「そのようなことは決してないぞ。」

 

そのまま光は、沙織の自室に入り、言います。

 

「何があったかは知らぬが、

沙織殿は決して醜くない。

沙織殿は、美しい心を持っている。」

 

「心かあ。」

 

「ん?顔は心の表れぞ。

つまり、沙織殿は容姿も美しいのだ。

もっと自分に自信を持ちなされ!」

 

「いいって、別に無理に励まさなくても。」

 

なおも卑屈になる沙織に、

光は頬をがしっと掴んで言います。

 

 

「私の言葉が信じられぬのか?あの夜、そなたという光を見つけたのだ。

誰ともわからぬ私を迎え入れてくれた。

かように美しい心の持ち主が、

醜いなどということがあろうか!!」

 

それを聞いて、思わずまた涙が溢れてしまう沙織。

 

それを見た光は、吹き出してしまいます。

 

「え、今笑ったでしょ人の顔見て!」

 

「許せ許せ、愛らしさに頬が緩んでしまったのだ。」

 

「嘘つけぇ!」

 

「誓って誠の言葉ぞ?」

 

まったく嘘のない光の表情。

 

それを見て、沙織は毒気を抜かれてしまいます。

 

「ずるいよ光くん!…でもあたし、

光くんには絶対落ちないから!

光くんも中ちゃんも、食品サンプルだと思ってるから…。」

 

「食品サンプル?…なんなのかは分からんが、

美しいものの例えなのだろうな!」

 

「ほら、そういうとこー!」

 

沙織の隣に腰掛ける光。

 

「あたし絶対落ちないからー!」

 

 

その言葉を最後に、沙織は

光の膝枕でそのまま眠ってしまいます。

 

「光くん…もう消えないでね…。」

 

寝言で本心を呟く沙織。

 

光は戸惑ったように笑いながら、

沙織の頭に手を置き、優しげに言います。

 

「なんとも不細工な…いとをかし。」

 

 

その頃、とある家にて、

男がパソコンに論文のようなものを打ち込んでいます。

 

ー 光源氏に見る次元の歪みと 多元宇宙論の検証について

 

 

薄ら笑いを浮かべる、サングラスの外国人男性…。

 

 

『いいね光源氏くん!』第5話の感想・見どころ

 

今回で第5話となった、いいね!光源氏くん。

 

全8話ということなので、あと3話で終了…

あっというまで寂しいですね。

 

今回は、中将のホストデビューというコミカルな前半から一転して、

後半では沙織が抱えるコンプレックスの部分が浮き彫りになりました。

 

何を褒められても素直に受け取ることができず、

斜に構えたり相手の裏を読もうとしてしまったり。

 

詩織との容姿差によるコンプレックスが膨らんだものなのでしょうが、

今回はそんな沙織の卑屈さに、光が一歩食い下がって物申してくれました!

 

滅多に声を荒らげることがない光の言葉に、

キュンとしてしまった視聴者も多かったようです♪

 

さて、このドラマはメインのお芝居の裏で、

役者さんたちにより行われている小芝居が

おもしろいと話題にもなっています。

 

映像のピントが合っていないことが大半ですが、

注目してみると面白い発見も…?

 

1.プリンの食べあいっこ

 

真剣な表情の沙織を他所に、

平安貴族たちがほうじ茶プリンと抹茶プリンを

「ひと口ちょうだい」して遊んでいます(笑)

 

 

何やってるんだ!(笑)

 

中将と光くん、

本当に仲良しさんですよね。

 

微笑ましいです。

 

2.蹴鞠

 

カインと中将の会話の裏で、

広い家にはしゃいでボール遊び…

もとい、蹴鞠をする光くん。

 

https://twitter.com/ti_ba_ti_ba/status/1256939519024041987?s=19

 

右往左往する姿。

 

思わず何度もリピートして見てしまいます(笑)

 

うーんかわいらしい…。

 

3.ピアス

 

カメラのピントが外れても、

中将のピアスに顔を近づけて興味津々の光くん。

 

ずっとずっと見つめてます。

 

そして近いです!(笑)

 

あげく、耳に穴が空いていないのに

ピアスを刺そうとする光くん…

 

 

天然か!(笑)

 

ファン必見の映像ばかりですね…♪

 

『いいね光源氏くん!』第6話の予告

 

沙織の涙を見て、なんとか力になりたいと願う光。

 

しかし沙織は、悩みの原因である光には

素直に思いを打ち明けることができない…

すれ違うふたりはどうなるのか?

 

また、今回のラストシーンの

光くんについての論文も気になります。

 

何が悪いことが起きなければよいのですが…

 

予告編はHPよりご覧ください♪

公式HPはコチラから→

 

また、毎回予告でしか流れないお蔵入りカットもあるそうです!

 

細かいところまで見逃せないですね♪

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