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『いいね!光源氏くん』最終話ネタバレあらすじと感想!その日まで泣かない沙織!

いよいよ最終話となった『いいね!光源氏くん』。

 

いやあ……一言で言います!

 

最高の恋愛ドラマをありがとう、

NHKさん…!!(号泣)

 

今回は、『いいね!光源氏くん』最終話ネタバレあらすじと感想!

その日まで泣かない沙織!についてお話していきます。

 

 

 

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※ 記事の公開日(更新日)での情報です

 

 

『いいね光源氏くん!』第1話から最終話までのネタバレあらすじを見てない人でもわかるように完全解説!

 

『いいね!光源氏くん』最終話ネタバレあらすじ

 

 

「今日遅くなるから、晩ご飯別々でもいい?」

 

並んで朝食を食べる光と沙織ですが、

京都での喧嘩の仲直りはまだ。

 

ぎこちない空気が漂っています。

 

「…いただきます。」

 

黙って黙々と朝食を食べる二人。

 

沙織は出社後、京都旅行のために

突然会社を欠勤したことを安倍課長に詫びます。

 

もう体調は大丈夫だと強がる沙織ですが、

「ほんとに?まだ体調悪そうに見えるけど…。」

 

安倍課長に心配されてしまいます。

 

その夜、沙織は詩織と一緒に、

行きつけのもんじゃ屋さんへ。

 

「まだ仲直りしてないんだ?」

 

「うん…。」

 

「どうすんの?これから。

次元ジャンプの謎が解けたって、

フィリップさん言ってたんだよね?」

 

「言ってたけど、フィリップさん消えちゃったし。」

 

「謎が解けたってことは、

いつ光くんがむこうの世界に戻っちゃっても

おかしくない、ってことだよ。」

 

現実から目をそむけるようにする沙織に、

詩織はぴしゃりと指摘します。

 

沙織が家に帰ると、光の姿がありません。

 

テーブルには、「おそくなる さきにやすまれよ」と、

書置きがありました。

 

一方光は、中将を呼び出して居酒屋へ。

 

カウンター席に並んで座る二人も、

会うのは京都での大喧嘩以来のようです。

 

「付き合ってもらってすまなかったな。」

 

「いや。…思えば、こうして酒を飲むのも

こちらでは初めてだな。」

 

光は緑茶ハイを、中将は焼酎を注文し、

乾杯する二人。

 

 

 

「なあ源氏よ。宇治の博物館では、

壁にまとめられた年表とやらを見たか?」

 

「すべては見なかった。」

 

「そうか、ならいい。」

 

「沈んでいたのはそのせいか?

何が書いてあったのだ?」

 

「…何も。」

 

「何も?」

 

俯き、暗いトーンで答える中将。

 

「私については、

ほとんど何も書かれていなかった。」

 

「それならば、何ゆえ?」

 

「分からなくなってしまったのだよ、

己とは果たして何であるのか。

頭中将、三位の中将、中ちゃん…

私はいったい、何なのだ。」

 

京都では、自分が光の引き立て役に過ぎないことを

思い知り、悲しみに暮れていた中将。

 

東京に帰ってしばらくしても、

その混乱を引きずっていました。

 

「中将殿。何の名で呼ばれたかではなく、

どう生きたかのほうが、はるかに大切ではないのか。

自分が何者であるかなど、些細なことだ。

今目の前にあることを、楽しめばいい!」

 

「源氏よ…ほんとに、お主には敵わんな…。」

 

屈託のない顔で中将を元気づけようとする光に、

中将は苦笑します。

 

「人のことは、いくらでも励ませるのだが…。」

 

「いかがした?」

 

「沙織殿に言われたことが、心にいたく響いておる。」

 

光は光で、京都で沙織に

「あなたが愛した女の人は、誰一人幸せになっていない」と

告げられたことを、気に病んでいました。

 

「源氏よ。女人の口から出てくる言葉は、

大概が本音の裏返しであるぞ。

『嫌いだ』と言えば好いておる。

『元の世に帰ってしまえばいい』と言えば、

帰らないでほしいのだ。

女人の本音を知りたければ、

瞳を見なされ。瞳には嘘を書けない。」

 

中将は、沙織の強がりを見抜いていました。

 

女心に敏感な中将の言葉に、

中将はさすがだと光は感心します。

 

 

「狭い屋敷に沙織殿と二人…その暮らしの中で、

女人とはかくも面白き生き物かと知った。

今の私なら、姫たちをもっと

幸せにできるのではないかと…

思い描いてしまうのだ。」

 

「私もだ、源氏。

ホストクラブで数多の女人の話を聞いては、

女心を学んだ。

そのたびに、これまで己が姫たちに

してきたことを思うて、胸が痛うなる…。」

 

現代にやってきて、奇しくもそれが

「女心を学ぶ旅」となった二人。

 

「難儀なものだ」と、中将はため息をつきます。

 

今までは「出会った女人すべてを幸せに」と

考えてきたが、旅を経て、

その考えが変わりつつあると光は語ります。

 

「…たった一人だけでも幸せにしてやれればいいと、

今は思うておる。」

 

「…それは、沙織殿のことか?」

 

光の言葉に、問いかける中将。

 

光は中将の言葉に、黙って微笑み返します。

 

「…そうか。こちらの世でも、お主には敵わぬか。」

 

中将は切なげに微笑んで、ぽつりとつぶやきました。

 

少し元気の出たらしい光は、

思いついたように中将に投げかけます。

 

「何にせよ、今私がいる場所はここなのだ!

ここで生きていく覚悟を示さねば。」

 

「そうだな。」

 

「ひとまずは、仲直りしたいのだが…

どうすればよいのやら。」

 

「だったら、あれだろう!贈り物よ。」

 

その頃沙織は、家で光の帰りを待っていました。

 

そこに、突然フィリップからの着信が!

 

「沙織さんあまり時間がありません、

私は黒服の目を盗んで電話をかけています!」

 

「は、はい…。」

 

「これで光は帰ることができます。

協力してくれますか?」

 

「はい、もちろんです。それで、どうやったら…?」

 

フィリップから光を

もとの世に戻すための作戦を聞いた沙織。

 

何やら物思いにふけりながら、

ベッドに横たわっています。

 

そこに、中将との飲み会を

終えた光が帰宅しました。

 

「沙織殿、起きておるか…?」

 

起きているも、返事をしない沙織。

 

光は簾を上げ、

東京の夜景をじっと見つめています…。

 

翌朝。

 

「素人に、このようなものが作れるのか…?」

 

「そのためのカイン殿だ!

ああ、沙織殿の喜ぶ顔が目に浮かぶ!」

 

https://twitter.com/fuju_kana/status/1264210581122281478?s=20

 

沙織が出社したあと、

沙織宅のキッチンに集まった光と中将、カイン。

 

沙織の大好きなモンブランのレシピを眺める中将。

 

「贈り物」として、モンブランを作ろうとしていました。

 

カインの指導のもと、栗をむくところから始め、

一生懸命にモンブランを作る光と中将。

 

紆余曲折ありながらも、見事にモンブランは完成します。

 

光を家に残し、中将とカインはモンブランを手に帰宅。

 

「聞いてもいいっすか?」

 

その道中、カインは中将に話し掛けます。

 

「中ちゃんって、本当は沙織さんのこと好きなんすよね。

いいんすか、敵に塩を…スイーツを贈って。」

 

「カイン殿。私は、沙織殿を愛しく思うておる。

源氏のことも、そなたのこともだ。

私は添え物かもしれぬが、友には恵まれた。幸せな男よ…。」

 

「中ちゃ~~~~ん!!」

 

「待て待て、その気はないぞ…!!カイン殿~!!」

 

 

https://twitter.com/kamio_fuju_/status/1264210731546771456?s=20

 

中将の言葉に、

喜びを爆発させて抱きつくカイン。

 

どうやら中将は、自分の中での気持ちに

区切りをつけることができたようです。

 

https://twitter.com/SMilk1539/status/1264212580794462208?s=20

 

夜。

 

沙織は、光に話を持ち掛けます。

 

「あの、光くんちょっといいかな…。

この前は、京都で酷いことを言ってごめん。」

 

「私も、大人げなかった。申し訳ない。

お詫びの印といっては何だが…」

 

そこで、同時にケーキを差し出す二人。

 

お互いに同じことを考え、

相手の好きなケーキを用意していたのでした。

 

抹茶ケーキとモンブランを並んで食べながら、

京都ぶりに二人は笑いあいます。

 

「光くんに話があるの。大事な話。」

 

「…私も、折り入って聞いてもらいたいことがあるのだ。」

 

並んでケーキを食べながら、

沙織は光にフィリップの話を切り出そうとします。

 

しかし、光が沙織のほうに正座で向き直ったため、

話の先を光に譲ることに。

 

「私はここにいたい。これからもずっと。

今目の前にいるそなたと、一生を共に…」

 

「ちょ、ちょっと待って!

あっちの世界に待っている姫たちがいるでしょ?」

 

予想外の光の発言に、取り乱す沙織。

 

「そうだな、もしも帰れたのなら姫たちとは

一から向き合うてみようと思っていた。

だが、そのようなもしもの話はやめる。

私がいるのは、今、ここなのだから。

考えに考え決めたのだ。

私はここで、そなたと暮らしたい!

…許してくれるか。」

 

二人の間に、長い沈黙が降ります。

 

「…ごめん無理。そういうことなら、

光くんとはもう暮らせません。」

 

考えた末、きっぱりと言い切った沙織。

 

「なぜじゃ。」

 

「あなたのことが嫌いだから。」

 

「…それは、真の心か?」

 

「…うん。」

 

https://twitter.com/PON_D_E_ring/status/1264206317272498181?s=20

 

そう言って俯く沙織の手を、必死で掴む光。

 

「私の目を見て答えてくれ!沙織殿!!」

 

目を涙いっぱいにして叫ぶ光に、

沙織はゆっくりと顔を上げて言います。

 

「近いうちに、出てってくれないかな。」

 

「ここに、私の居場所はないのだな…。」

 

「うん。」

 

 

必死に呼びかけても変わらない沙織の意思に、

光は震える声で答えました。

 

「…相、分かった…。」

 

翌朝。

 

自室から出てきた沙織は、

ソファで眠る光に声をかけます。

 

「昨日のことなんだけど…一ついいかな。

最後にデートしたいの、今度の日曜日。」

 

「でえと…とは何だ?」

 

「男女が離れ離れになる前に、する儀式。」

 

「こちらの世には、そういう儀式があるのか。

…で、何をすれば。」

 

「一緒にご飯食べたり、散歩したりかな。」

 

「そんなことは、いつもやっておるではないか。」

 

「でも、違うの。…ちょっと特別なの。」

 

こうして光と沙織は、日曜日に

お別れのデートをすることになりました。

 

その日、いつものもんじゃ屋さんで、

沙織は詩織に「次元ジャンプの謎」を打ち明けます。

 

―光の身に危険が迫った時に、

光の脳内にある願いや希望にマッチした場所に

ジャンプできるようなのです。

 

以前の次元ジャンプをした際は、

直前に二人で見ていたハワイ旅行の

広告が引き金となり、光はハワイに飛ばされていました。

 

「え、じゃあその話まだ光くんに言ってないの?」

 

「だって、突然あんなこと言い出すから

言えなくなっちゃって。」

 

「あんなことって、告白されたんでしょ?」

 

「…あんたも協力してよ。

光くんをもとの世界に戻すために、

手伝ってほしいんだ。次の日曜日。」

 

どうやら、沙織が光に提案した「デート」は

次元ジャンプ計画の一部のようです。

 

自分の気持ちを押し殺す沙織に、詩織は詰め寄ります。

 

「おねえ、ほんとにそれでいいの?

光くんのことほんとに帰しちゃうの?

せっかく両想いになったのに、

おねえが黙ってれば

このまま一緒に暮らせるんじゃないの?!」

 

「それは駄目だよ。フェアじゃないことはしたくない。」

 

「おねえは馬鹿だよ、カッコつけすぎ!

みんな何かしら、嘘ついたりずるしたりして

いい思いしてるんだよ?」

 

沙織を案じて声を荒げる詩織に、

沙織は穏やかに言います。

 

「詩織、なんか誤解してる。

あたしそんな立派なこと考えてないって。

あたしが身を引くとか、

そういうんじゃないの。

あたしのために、あたしが決めたんだ。」

 

「おねえ…」

 

「だってそのほうが気持ちいいし!

平安時代がどうだったかは知らないけど、

私は一人の人と、百パーセントで向き合いたいから。

相手にも百パーセントでいてほしいんだ。

…あれ、欲張り?そういうの駄目かな。」

 

自分の思いをそう断言する沙織に、

詩織はぼろぼろと泣き出してしまいます。

 

「なんであんたが泣くのよ?!」

 

「わかんないよぉ~…でも、おねえ大好きだよ~…!!」

 

「あはは…知ってる。」

 

号泣する詩織を、

沙織はよしよしとあやしながら

寄り添うのでした…。

 

そして、日曜日の朝。

 

「いいお天気だね、絶好のデート日和だね!」

 

明るくふるまう沙織ですが、

光は暗い顔で荷造りをしています。

 

「明日から、カイン殿の家で世話になる。

そこも、仮の住まいとなろうが…。」

 

「そっか。じゃ、デート行こうか!」

 

立ち上がって帽子をかぶろうとする光に、

烏帽子を差し出す沙織。

 

「今日は、こっちで行こうか。」

 

抹茶フロートのカフェ、

河原での蹴鞠、もんじゃ屋さん。

 

今までの思い出をなぞるように、

沙織と光はデートをしていきます。

 

 

一緒に何度も歩いた運河沿いの道を、

並んで歩く二人。

 

「ここはね、夏になると花火がよ~く見えるの!

光くんにも見せてあげたかったな…。」

 

「花火?」

 

「うん。こう、ヒュ~~~ドッカーン!って、

すごい音がして、夜空に大きな光の花が咲いたと思ったら、

はらはらって舞い散る。」

 

「それは楽しみだ!夏が待ち遠しいの。

…沙織殿、その時は一緒に見よう!約束であるぞ。」

 

 

 

無邪気に笑ってそう言う光に、

一度はうなずいてしまう沙織。

 

しかし、すぐに我に返って冷静に告げます。

 

「いやいやいや、駄目でしょ。

あたしたち、今日でさよならなんだし。」

 

「……そうか。このデートとやらは、

別れの儀式だったな。

約束もできんとは…実に切ないことよ。」

 

悲しそうにうつむいてしまう光を、

沙織は「最後に行きたい場所」に連れて行きます。

 

そこは、いつか沙織が事故に遭いそうになった、

光がハワイに次元ジャンプをした横断歩道の前でした。

 

「…はて、ここはいつぞやの…?」

 

物陰からは詩織が見守り、誰かに電話で報告をしています。

 

横断歩道の前では、沙織が光の目を見てゆっくり語り掛けます。

 

「ねえ光くん、あたしとの生活、楽しかった?」

 

「実に、趣深い日々であった。」

 

「あたしもと~っても楽しかったよ。

今まで、本当にありがとう。

光くんに出会えて、一緒に暮らせて、よかったよ。」

 

「沙織殿…。」

 

「光くん、最後に教えてくれる?

あなたが暮らしてきた場所のこと。」

 

平安の都での光の暮らしを知りたい、

となぜか問いかける沙織。

 

光は平安時代に思いをはせながら、

ぽつぽつと呟き始めます。

 

「そうだな……山吹の花、甘き伽羅の香り、

琴や笛の音、琵琶の調べ、風に誘われる柳の音…。」

 

そんな光を、沙織は優しい笑みで見守っています。

 

「そこが、あなたが大切にしてきた場所なんだね。」

 

「いかにも。」

 

「『大切な風景』、ちゃんとイメージできた?」

 

沙織の問いかけに、目を細めて宙を仰ぐ光。

 

何か、とても美しい光景を思い浮かべているような、

うっとりした笑顔です。

 

それを確認した沙織は、横断歩道に向かって踵を返します。

 

車道の中央へ、歩き出す沙織。

 

「―出ました!!」

 

それを確認し、詩織は電話越しの相手に伝えます。

 

その声を合図にしたかのように、

沙織めがけてスピードを上げてくる自動車。

 

そして、光を追いかけてここまでやってきた、

黒服の男たちも迫ってきます。

 

(―光くん、ばいばい。)

 

車道の真ん中で、光を振り返り、微笑む沙織。

 

光がはっとするも、時すでに遅く、

車は沙織の間近まで迫っています。

 

「沙織殿―!!!」

 

このままでは車にひかれてしまう沙織を、

庇うように突き飛ばす光。

 

全てを分かっていたかのように、

うつむいたままそれを受け止める沙織。

 

光が顔を上げると、車はその眼前に迫っていました。

 

そして―

 

光の命の危機に反応し、次元ジャンプが発動。

 

光は忽然と、その場から姿を消してしまいました…。

 

黒服の男たちは、悪態をつき去っていきます。

 

停止した車から、笑顔で降りてきたフィリップ。

 

詩織が連絡をとっていたのは、この男だったのです。

 

道路に座り込んだまま、力なく沙織はつぶやきました。

 

「…元気でね、光くん…。」

 

詩織が沙織の元に駆け寄り、肩を抱きます。

 

しかし沙織は結局、最後まで涙をこぼすことなく、

静かに微笑んでいるのでした…。

 

―半年後。

 

季節は夏を迎え、沙織の髪も肩下まで伸びていました。

 

おそろいのマグカップは、今でも台所に飾られたままです。

 

会社では、同僚の女性と「婚活パーティー」の

話題で盛り上がっています。

 

どうやら週末は、積極的にこのような会にも

顔を出すようになったようです。

 

「いや~暑い暑い、暑いなあ…

次の日曜は何して過ごそうかなあ…。」

 

通りがかる安倍課長。

 

「誘ってくれ」アピールを繰り返す彼に、

女性陣はなんとも言えない顔をしますが…。

 

「…課長も一緒に行きます?」

 

ついに折れた沙織が、振り返って課長を誘います。

 

退社後、沙織がいつもの運河沿いを歩いていると…

浴衣の人々が行きかっていました。

 

「ああそうか、今日花火大会か…。」

 

あの日光と花火の話をした場所で、

一人花火を見上げる沙織。

 

「うわあ…めっちゃ雅。」

 

すると、その時。

 

「沙織殿のいうことは、本当だな。」

 

あの日の服装のままの光が、

いつの間にか隣に立っていました。

 

その声に唖然とし、振り向く沙織。

 

「うそ………。」

 

「危うく腰を抜かすところであったぞ!」

 

花火に興奮気味の光に、沙織は愕然としています。

 

「なんで…なんでいんの?!」

 

「まったく訳が分からん。

気が付いたら、ここにいたのだ。」

 

「何それ…『大切な場所』って言ったじゃん!!」

 

次元ジャンプの理論だと、

光は命の危機に瀕した際、

思い浮かべた「大切な場所」に飛ばされるはずなのだ。

 

「…いつの間にか、沙織殿と見る景色が、

私のもっとも大切なものになっていたのだな。」

 

「光くん…。」

 

こらえていた涙が、思わずこぼれそうになる沙織。

 

「それに…。」

 

「何。」

 

光は一歩沙織に歩み寄り、笑顔で言います。

 

「抹茶ラテフロートも飲みたいしな!」

 

「もう……ばか!!」

 

半年間堪えていた涙が一気にあふれ、

顔がぐちゃぐちゃになる沙織。

 

光の胸を思い切り殴りつけるも、

その様子を見て光は幸せそうに笑います。

 

「ああ……いとをかし。」

 

そっと沙織の肩を抱く光。

 

沙織もそのまま、

光の肩に素直に頭を預けるのでした…。

 

 

https://twitter.com/ba_nana_7/status/1264210090770358273?s=20

 

『いいね!光源氏くん』最終話の感想・見どころ

 

いやあ……一言で言います!

 

最高の恋愛ドラマをありがとう、NHKさん…!!(号泣)

 

また、中将の悩み・沙織と詩織の姉妹関係、

そういった副題も丁寧に結末が描写されていて、

素晴らしかったですね。

 

中将は、脇役でも自分の「今」を楽しもうと心に決め、

かけがえのない友情を現代で見つけました。

 

また、詩織が沙織にないものを持っているのと同時に、

詩織もまた、自分にはないものを姉が持っていることを

ちゃんとわかっていましたね。

 

その上での、「おねえ、だいすき」…

お互いに足りないところを補い合い、

尊敬しあう、そんな姉妹の様子が素敵でした。

 

見どころは、なんと言っても、

沙織がフィリップとの計画を立ててから、

終始一貫して「泣かない」というところ。

 

光に手を握って告白され、涙いっぱいの目で

「ここにいたい」と迫られようと、

その決意は揺らぎませんでした。

 

最後のデートでも、光との別れの瞬間も、その後も…。

 

そんな沙織の心の防波堤が、最後に決壊してしまう瞬間!

 

https://twitter.com/h8cNN7h5V3SrTqH/status/1264209405970530305?s=20

 

光との再会シーン…伊藤沙莉さん、超熱演です…!

 

次元ジャンプの瞬間、

心に思い浮かべた「大切な場所」=「平安」に

ジャンプするはずだった光。

 

光はきっと、沙織といつか一緒に見たいと願った

「花火大会」の風景を思い浮かべていたのでしょうね。

 

だから、事故の瞬間から、

冬服のまま「花火大会」に飛ばされてきた。

 

本当にもう…「いとをかし」ですよ!

 

続編が見たい…見たいです…。

 

さて、最終回も堂々のTwitterトレンド入りを果たした

「いいね!光源氏くん」ですが…

 

実は放送終了直後、

同じくトレンド入りしていた

こちらのドラマ関係のワードが。

 

「中ちゃん」

 

 

た、確かに…!

 

光の顛末は描かれたものの、

カインとの友情が描かれた中将は、

その後どうなったのか…?!

 

 

頭中将役の桐山漣さんも、

自信のインスタグラムに

このように投稿されています(笑)

 

これは逆に、「いいね!頭中将くん」的な、

スピンオフあるか…?!

 

「中ちゃんは?」というツイートが爆発的に発生した結果、

原作者・えすとえむ先生も、このようにコメントされています。

 

 

自らを「頭中将のモンペ(モンスターペアレント・過保護すぎる保護者)」と

称するほどの中将好き、えすとえむ先生。

 

春ドラマ満足度・1位も達成したことですし、

先生がそう仰るのであれば、

スピンオフ計画…ありますよね?(笑)

 

NHK公式サイトのブログはクランクアップ写真で

締めくくられていますが、気長に吉報を待ちましょう。

 

そして、原作での中ちゃんの行方が気になる方は、

ぜひ「いいね!光源氏くん 4巻」をお買い求めください♪

 

最後に、光と沙織の再会の場所となった、花火大会のロケ地。

 

●春海橋公園

 

東京都江東区豊洲2丁目3

 

もう少し世間が落ち着いたら…

この日の沙織と光の光景を胸に、

ぜひ訪れたいスポットですね。

 

また光くんと沙織、そして中将!

 

彼らと会える日を、心待ちにしています。

 

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